歯周病 歯槽膿漏治療

現在40歳以上の日本人の3/4はなんらかの歯周病に罹患していると言われています。初期のうちは進行をくいとめることができますが、自覚症状がほとんど無いため中年以後まで見逃される事が多く、こじれてくると治療はたいへん困難になります。

しかし「体の内側からも治す」事が出来れば歯の長期保存に新たな道が開けます。もう治らないとあきらめていた方、もう一度考え直してみませんか?今までの治療方法や、あなたの日常の何かが間違っているのかもしれません。ここでは私たちの歯周病に対する考え方と、その実際についてお話いたします。

歯周ポケットを実際に測ってみる

今主流の歯周治療とは

 近代歯周病治療のポイントは「感染のコントロール」と「力のコントロール」であると言われています。歯周病は基本的に感染症ですから、細菌さえいなければ発病も進行もしません。これが「感染のコントロール」で、歯根に付着したバイオフィルムと呼ばれる細菌を含んだ薄膜を破壊し、再び付着することを予防することが目標とされています。

 また、私たちは毎日食事をするわけですが当然歯やそれを支える骨には荷重がかかります。これが重すぎた場合、歯を支える仕組みが壊され歯周病は急速に進行します。特に重症の方は負担能力が落ちていますので、荷重を他の歯や歯茎に分散させるしくみにしなくてはなりません。これが「力のコントロール」です。そのため現在具体的には次のような治療がすすめられています。

  1・徹底した歯ブラシ指導
  2・徹底した歯石除去と歯面の研磨
  3・炎症歯肉の掻爬
  4・動揺歯(ぐらぐらした歯)の固定
  5・合っていない冠の除去、交換
  6・噛み合わせのバランス調整
  7・歯,歯肉,骨の形態修正
  8・抗生物質の投与

 8以外は全て歯や歯茎、あるいはその周囲の形を変えることにより病原菌の数を減らしたり、力のかかり方を制御して歯周病の進行をおさえてやろうという考え方です。しかし実際これらの治療を完璧に行ったとしても「骨が減っていく」という歯周病の症状を長期に渡っておさえることはいがいに困難なことが知られています。

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