Book Review
書評
タイトルからすると一般向けにインプラントの有効性を説く本のように見えるが、実際にはインプラントについて過大な期待を抱いていたり、重大な誤解をしている人に対して警告の意味を持っている、かなり辛口の一冊。だからといって「インプラント反対」というものではない。
例えば「『成功率99%』の信の意味」と題した箇所では、ある歯科医師がインプラント治療をして、その後、予後不良が起きてもその歯科医師のところには患者は行かず、他院にトラブル症例が持ち込まれるという、近年、とみに増えている事例を的確に捉えている。またインプラントのメリットと限界についてわかりやすく、かつ専門的な内容にまで踏み込んで語られている。
メーカーのセミナー程度の知識でインプラント治療にトライする歯科医師も増えている中、本書を患者向けとはぜず、歯科医師も読んでおく必要があるのではないか。
〜日本歯科新聞社「アポロニア21」誌 2007年9月号より
アポロニア誌のホームページへ

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