Concept
この人を助けに行きなさい
確かにそれは歯ではない、ただのチタンのネジかもしれない。だけどもこれに命を吹き込もう。不完全で物足りないだろうが、それでも命を支える助けになるはずだ。
「この人を助けに行きなさい、未来を築く支えになりなさい」インプラントは私の指令で患者さんの元へと旅立ちます。決して目立たず、でしゃばらず、悪条件の中黙々と支え続ける。しかしそれでいて何かあれば、頑固で融通の利かないがゆえに悪者あつかいにされる。インプラントはかわいそうだ。
私は思う、インプラントは何も悪くない。悪いのは人間の方かもしれない。自分の歯だけでなく、インプラントにも逃げられるような生き方はいけないのではないか。人が自然に近くなればなるほど、インプラントは人に優しくあるはずだ。
インプラントのすべてがわかる本
保険同人社さん
のご協力を得て、吉田格22年の歯科臨床への思いがついに一冊の本になりました。構想から2年、やっと形にする事ができた事に感謝いたします。
本書はインプラントを正しく長持ちさせるためのメンテナンスを中心に書かれていますが、特にインプラントをお考えでない方にもたいへん有益な内容になっています。
「まえがき」にも書きましたが、長い人生で歯のトラブルと無縁という事は考えられないのですが、一般的に治療を受ければ後は今までと同じような生活習慣でかまわないように思われています。
しかしそんな事はなく、病気には必ず何か原因が有り、それを除去しない限りは再発は普通におきます。しかも歯の病気とはいわゆる「病因」の他にも「ヒトの心の弱さ」や「時代背景」の影響が大きく、それを無視しては解決できない難しさがあります。そこで本書では単なる健康本にとどまらない、奥の深いお話もしています。
また歯ブラシの方法や考え方については既存の書籍とは比較にならないほど詳細にご紹介しています。その他にも診療時間内ではなかなかお伝えできない大切な事を網羅しています。
ご自身の未来を真剣に考える全ての方に、この本を自信を持ってお奨めいたします。

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